第25回オンライン・ガレージ・ゼミのご案内

第25回オンライン・ガレージ・ゼミのご案内

オンライン・ガレージ・ゼミも25回目になりました。いつもたくさんの意欲的な方々に参加していただき,感謝しています。次回のゼミは次の通りです。


日時:2023年3月4日(土)17時〜Onlineでの開催です。(出席の方には,前日の夜までに参加URをこのアドレスからお送りします。
お申し込みは下記のリンクです。https://olg-25.peatix.com

今回も2022年度後期に行われた授業について報告していただきます。

【話題提供】深澤幸江(松本市立開智小学校教諭)
授業タイトル:『ほたるの光』をもとにせんりつをつくろう
対象:4年生

誰もが知る「蛍の光」。明治初期の「小学唱歌集」に取り入れられてから今日に至るまで,ほとんどの教科書に取り入れられています。スコットランドの音楽の専門家高松晃子氏のこの曲についての紹介,スコットランドのバグパイプ奏者山根篤氏の演奏をもとに,子どもたちは「蛍の光」のもとの姿を学びながら,自分たちでもペンタトニック で音楽をつくりました。それをバグパイプで演奏してもらう・・・,なんて贅沢な授業でしょうか。

第24回オンライン・ガレージ・ゼミのご案内

第24回オンライン・ガレージ・ゼミのご案内

12月3日に,新潟市の渡辺ゆみ子先生が,ブータンの音楽にお詳しい伊野先生のアドヴァイスのもと,ブータンの掛け合いの音楽をもとにした授業をしてくださいました。今回はその授業についての発表です。


日時:2023年1月7日(土)17時〜Onlineでの開催

お申し込みされた方には,前日の夜までに,参加URLを会からお送りします。お申し込みは下記のリンクです。

https://olg-24.peatix.com

授業タイトル: 掛け合いの音楽でつながろう
対象:第4学年
教材:自分たちのお気に入りのペンタトニック のせんりつ
自分たちの掛け合いの歌
ブータンの掛け合い歌」

【話題提供】渡辺ゆみ子(新潟市立早通南小学校)
授業前にブータンの掛け合いの歌「ツァンモ」を研究していらっしゃる伊野義博先生から,ブータンの人たちを紹介してもらいました。その方たちと小学校の子どもたちをzoomでつなぎ,子どもたちはブータンの掛け合い歌について質問,それについて彼らに答えてもらいました。その時に教えてもらったことなどもベースとしながら,子どもたちは自分たちの掛け合い歌の旋律をつくり,演奏しました。

第23回オンライン・ガレージ・ゼミ

第23回オンライン・ガレージ・ゼミ

日時:2022年11月26日(土) 16時〜

場所:Online
  (ご出席の方には,前日の夜までに,参加URLをこのアドレスからお送りします)お申し込みは下記のリンクです。

https://olg-23.peatix.com

【ビーバーのパッサカリアのテーマをもとにした音楽づくり】
話題提供:古田彩乃
今年8月に開かれた「夏の音楽づくり研究会」では古田彩乃先生(横浜市教育委員会)が,ビーバーの「パッサカリア」のテーマをもとに,みんなで音楽づくりをするというワークショップをしてくださいました。4音だけでできた単純なテーマをもとに,出席の方々からたくさんの変奏が生まれていきました。

これをもとに,9月には横浜市立都田小学校の子どもたちが同じテーマでパッサカリアをつくりました。
夏の研究会の時にS(Supporter)の役目を担ったヴァイオリニストの藤本茉里恵さんが授業にも参加し,子どもたちは生のヴァイオリンの美しい音色を夢中になって聴いていました。そして彼女と子どもたちの,音楽を通しての会話。これこそ,プロの演奏家に参加してもらうことの大きな意味だと思われました。

今回のゼミでは,その時の様子を古田先生に動画を交えながら語っていただきます。

「音楽の授業づくりジャーナル」7号が発行されました

「音楽の授業づくりジャーナル」7号が発行されました

https://www.icme.jp/journal/

特集「ペンタトニックの広がり」

 「新しい音楽教育を考える会」で出版している「音楽の授業づくりジャーナル」7号が,2022年10月に発行されました。ペンタトニック(五音音階)がJ-POPをはじめとするポピュラー音楽,日本の民謡や伝統音楽,世界中の音楽にどれほど広がっているのか,そしてそれらがどんなふうに日本の学校教育で実践されているのかを,多様な角度から見ていきました。

本号は次の3部分に分かれています。

【実践報告】
小学校,中学校,ブラスバンド,特別支援学校での4つのペンタトニック にもとづいた実践を紹介。

【さまざまな音楽に広がるペンタトニック:教材化への提言】
8人の音楽家がそれぞれの専門の音楽を紹介し,その教材化について提言。

【講演記録】
岡田猛氏(東京大学)による「創造的イマジネーションの育成」の記録。

 ペンタトニックをあらためて見直すことによって,いかにそれらが私たちの音楽にとって大切なものであるかを実感していただき,これからの音楽教育に生かしていきたいと思います。

坪能由紀子
音楽の授業づくりジャーナル7号編集代表
新しい音楽教育を考える会代表理事